C2Cプラットフォーム

世界中からグローバルな体験を求める人々が集まり、交流する(mingle）C2Cプラットフォーム『mingleee』

プロダクト： Webサービス

開発期間：1.5ヶ月

https://www.mingleee.com/

C2Cプラットフォーム

世界中からグローバルな体験を求める人々が集まり、交流する(mingle）C2Cプラットフォーム『mingleee』

プロダクト：

Webサービス

開発期間：

1.5ヶ月

公式WEBサイト :

https://www.mingleee.com/

開発の経緯

mingleee創業者の山下弘喜さんは、大手人材紹介会社やHRスタートアップ企業の中で、海外人材ビジネスに長く携わり、現在も海外拠点で事業を行いながらアメリカのビジネススクールの講師を務める。自身の経験を生かして、コロナ禍にmingleeeの前身となる国際交流コミュニティをソーシャルネットワーク上で運営していました。

コミュニティの参加者が増える中で、コミュニティ参加者からの要望もあり、参加者それぞれが持ち合うスキルや経験をお互いに提供し合えるような、C2Cプラットフォームの開発構想が始まりました。

山下弘喜, Founder

mingleeeは、プロダクトの性質上、ユーザーの多くが外国人になることが想定されたため、プロダクトのUI/UXは、外国人、特に英語圏のユーザーが使っても自然に感じるユーザー体験が求められました。また、プロダクトがスケールしていく過程では、開発チームを外国籍のデザイナーやエンジニアで構成することを想定していたため、初期の段階から開発に必要なツールやドキュメントなども英語で扱える必要がありました。

創業期からグローバルメンバーでプロジェクトを遂行し、開発組織拡大の際にも東欧の高度ITエンジニアプールから潤沢にエンジニアを供給できる、SAMI Japanに開発を依頼頂きました。

SAMI Japanでは、山下さんのプラットフォーム構想の壁打ちから、ビジネスモデル検証、競合調査、UX/UIデザインから、要件定義、MVP開発までの各工程を担当しました。

課題

これまで大手企業の中でサービスローンチ経験を詰んできた山下さんにとっても、自身としては初めてのスタートアップ。ビジネスモデルやサービス設計、プロダクト検証以外にも、ユーザーニーズの検証や、チーム作り、資金調達など、やることが山のようにありました。山下さんにとってブートストラップ（自己資金）であるこのフェーズでは、予算やリソース制約がある中で、どこまでをMVPとして開発すればいいかを決める必要がありました。

また、mingleeeは、将来的にC2Cプラットフォームとして、個人が様々なサービス（旅行ガイドや料理教室、語学学習、占いなど）を提供できることを想定していましたが、コロナ明けのインバウンド解禁から、まずはその中でも旅行ガイドツアーに焦点を当てて開発を進めることにしました。一方で、将来的なC2Cプラットフォームとして、ユーザーがプラットフォーム内でサービスのクロスユーズをするかどうかは、重要な検証ポイントでした。

ソリューション

SAMI Japanでは、まずは山下さんの資本政策、具体的には次の資金調達金額をベースに、開発プランを擦り合わせることにしました。その際には、SAMI Japan代表の牧野がこれまでスタートアップ支援やベンチャー投資を通して培ってきた、投資家の視点が、「ここまでは開発・検証が必要である」という線引きをするのに大いに役に立ちました。

また、開発予算の成約や資金調達までの期間短縮を考え、できるだけ既存のノーコードやローコードツールを活用し、APIで連携させることによって、開発期間を大幅に短縮しました。

開発手法には、要件変更に強いアジャイル開発を提案。リリース後の機能拡張も見据えたプロジェクト実行計画を立案しました。素早いサービスインを実現するために旅行ガイドツアー予約という単一サービス提供のMVPを開発しつつ、アーキテクチャーとしては、その後複数サービスが展開できるものを考慮して設計を行いました。

 旅行ガイドツアーの予約サイトは、世界中にすでに参考にできるサイトがあるため、純粋なツアー予約のUI/UXに難しい点はありません。一方で、将来的なC2Cプラットフォームとして、プラットフォーム内でサービスのクロスユーズは、重要な検証ポイントでした。サービスのクロスユーズを検証方法するために、UI上にも他サービスへのダミー導線を用意するなどの工夫を行いました。

結果

旅行ガイドツアー予約のサービスとして、1.5ヶ月の開発期間でWeb版をリリース。登録ガイドが自身のガイド経験や、提案するツアー情報を、簡単にデータベースにアップロードできる仕組みを開発しました。ガイド・ツアー登録〜ツアー予約〜決済までがサービス上で自動化され、単一サービスにおいては、低コストで一貫したユーザー体験を実現することができました。

また、サービスローンチ後には、今度はサービス利用者の拡大を目指して、外部のインフルエンサーがmingleee上で使える初回ツアー決済のディスカウントコードを発行できるアフィリエイトプログラムの機能追加も行いました。

SAMI Japanでは、現在でもユーザーの利便性を考慮して、検索タグの追加などのマイナーチェンジを開発サポートしながら、次の資金調達、開発組織の拡大に向けて、伴走支援を継続しています。